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Google広告×スプレッドシート自動連携、どの方法がベスト?3つを比較

2026年2月23日公開 · 広告運用

Google広告×スプレッドシート自動連携、どの方法がベスト?3つを比較

Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する方法は3つ。スクリプト・アドオン・ノーコードツールを費用・難易度・保守性で比較し、あなたに合う方法が分かります


Google広告のデータをスプレッドシートに自動で出す方法、結局どれがいい?

Google広告のデータをスプレッドシートに自動で出力したい——そう思って調べると、スクリプト、アドオン、外部ツールと複数の方法が見つかります。どれも「自動化できます」と書いてあるものの、前提となるスキルやコスト、実際の使い勝手はバラバラです。

よくあるのが、「無料だから」とスクリプトに手を出してコードの壁で挫折するパターン。あるいは、アドオンを入れてみたものの英語UIで設定に苦戦し、結局手動に戻ってしまうパターンです。方法を「知る」段階はクリアしても、「自分に合う方法を選ぶ」段階でつまずく人が多いのが実情ではないでしょうか。

この記事では、Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する3つの方法を、「費用」「難易度」「保守の手間」「日本語対応」「向いている人」の5軸で横断比較します。それぞれのメリット・デメリットを公平に整理したうえで、あなたの状況に合った選び方を提案します。

※「そもそもなぜスプレッドシートへの自動出力が必要なのか」については、関連記事:Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する方法で詳しく解説しています。本記事では「比較と選び方」に集中します。

スプレッドシートに自動出力できる3つの方法

Google広告のデータをスプレッドシートに自動で取り込む方法は、大きく3つに分かれます。

3つとも「スプレッドシートにデータが自動で入る」というゴールは同じですが、そこに至るまでの難易度・かかるコスト・運用中の保守負荷がまったく違います。順番に見ていきましょう。

①Google広告スクリプト:無料で自由度は最強、ただしコードが前提

Google広告スクリプトは、管理画面の「ツール」→「スクリプト」からJavaScriptコードを実行し、指定したスプレッドシートに広告データを自動出力できるGoogle公式の機能です。取得する指標・期間・粒度をコードで自由に指定でき、実行スケジュールも「毎日5時」のように設定できます。

スクリプトのメリット

スクリプトが難しいと言われる理由

「Google広告 スクリプト 難しい」という検索が多いことからも分かるように、非エンジニアにとってのハードルは高めです。サンプルコードをコピペしても、自社のアカウント構成に合わせて修正する段階でJavaScriptとGAQL(Google Ads Query Language)の知識が必要になります。

運用面でもリスクがあります。Google側のAPI仕様変更でスクリプトが突然動かなくなるケースは珍しくなく、そのたびにコードを修正する必要があります。さらに、スクリプトを書いた担当者が異動・退職すると、コードを理解できる後任がいない限り自動化の仕組みそのものが止まります。「導入コスト」だけでなく「保守・引き継ぎコスト」まで含めて判断すべき方法です。

②スプレッドシートのアドオン:一番手軽だが英語UIと制限がネック

Googleスプレッドシートの「拡張機能」→「アドオン」からインストールできるGoogle公式の「Google Ads」アドオンを使えば、コード不要でGoogle広告のデータをスプレッドシートに取り込めます。対象アカウント・レポートタイプ・取得指標をメニューから選択するだけで設定が完了し、自動更新スケジュールの設定も可能です。

アドオンのメリット

本格運用で見えてくる限界

最大のネックは、操作画面がすべて英語である点です。「Create New Report」「Select a report type」「Choose columns」といったメニューがすべて英語表記で、指標名も「Impressions」「Conversions」など英語のまま表示されます。広告管理画面では日本語で見慣れている指標名が、アドオンでは英語名になるため、どれがどの指標か対応表を確認しながら設定する手間がかかります。

動作の安定性にも課題があります。読み込みに時間がかかったり、設定した更新が反映されなかったりするケースが実際に報告されています。サードパーティ製の高機能アドオン(Supermetricsなど)を使えば安定性は上がりますが、本格運用には月額$15〜$50程度の有料プランが必要になることが多く、開発元が海外の個人・小規模チームの場合はサポートやアップデートの継続性にリスクがあります。

③ノーコード専用ツール:設定だけで完了、保守もツール任せ

広告データのスプレッドシート出力に特化したノーコードのSaaSツールを使う方法です。Googleアカウントでログインし、広告アカウントを接続し、出力先のスプレッドシートを指定する——数ステップの設定だけでデータの自動出力が始まります。

ノーコードツールのメリット

コストとツール選びの注意点

ノーコードツールには月額費用がかかります。ツールによって月額数千円〜数万円と幅があるため、予算との相談は必要です。ただし、「レポート作成にかかる時間×担当者の時給」で計算すると、月数千円のツール代は十分にペイするケースがほとんどです。週1回30分のレポート作業でも月2時間。時給2,000円なら月4,000円相当の工数が浮きます。

ツール選びで注意すべきは、「自社が必要とする指標が取得できるか」「スプレッドシートへの出力形式が自社のワークフローに合うか」の2点です。無料トライアルがあるツールなら、本契約前に実データで試せるので安心です。

【比較表】3つの方法を5軸でチェック

ここまで紹介した3つの方法を一覧で比較します。すべて「Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する」という同じゴールに対しての比較です。

■ ①Google広告スクリプト 費用:無料 難易度:★★★★☆(JavaScript+GAQLの知識が必要) 保守の手間:高い(API仕様変更時に自分でコード修正が必要。属人化リスクあり) 日本語対応:△(公式ドキュメントは英語中心。日本語の解説記事はあるが限定的) 向いている人:コードが書けるメンバーがいて、取得データの粒度を細かく指定したいチーム

■ ②スプレッドシートのアドオン 費用:無料(Google公式)/月額$15〜$50(サードパーティ製) 難易度:★★☆☆☆(コード不要。ただし英語UIの理解が必要) 保守の手間:中程度(動作不安定の場合あり。サードパーティ製はアップデート停止リスク) 日本語対応:△(操作画面・指標名がすべて英語) 向いている人:英語に抵抗がなく、まずは無料で試したい人。スプレッドシートの操作に慣れている人

■ ③ノーコード専用ツール 費用:月額数千円〜(ツールにより異なる。無料プランのあるサービスも) 難易度:★☆☆☆☆(設定画面のガイドに従うだけ) 保守の手間:低い(API変更への対応はツール側が実施。属人化しにくい) 日本語対応:○(日本語対応ツールを選べば設定・サポートとも完全日本語対応) 向いている人:非エンジニアで、導入スピードと運用の安定性を重視するチーム

金額面だけ見ればスクリプトとアドオン(公式)が有利です。ただし、「保守にかかる人的コスト」を含めると見え方が変わります。スクリプトの修正やエラー対応に月1〜2時間を費やしているなら、その時間は実質的にコストです。

あなたに合う方法の選び方

比較表を見ても迷う方のために、よくある状況別に「まずこれを検討すべき」という目安を整理します。

スキルで選ぶ

JavaScriptが書けるメンバーがチーム内にいて、その人が異動しても引き継げる体制があるなら、Google広告スクリプトが最もコスパの良い選択です。無料かつ自由度が圧倒的に高いため、「欲しいデータを欲しい形で出す」という要望にもっとも柔軟に対応できます。

コードは書けないけれど英語に抵抗がないなら、まずはGoogle公式のスプレッドシートアドオンを試してみましょう。無料で始められるので、実際に使ってみて「自分の業務に足りるか」を判断してから次のステップを考えられます。

コードも英語も避けたい——という場合は、日本語対応のノーコードツールが現実的な選択肢になります。月額費用はかかりますが、導入の速さ・保守の手軽さ・引き継ぎのしやすさで他の方法を上回ります。

運用体制・目的で選ぶ

Google広告だけを運用しているなら、3つのどの方法でも対応可能です。一方、Meta広告やYahoo!広告も含めて一つのスプレッドシートにまとめたい場合は、複数媒体に対応したノーコードツールか、Supermetricsなどのサードパーティ製アドオンを検討しましょう。Google広告スクリプトとGoogle公式アドオンはGoogle広告しか対応していません。

運用担当者が自分一人、あるいは少人数のチームで回している場合は、保守の手間が少ない方法を選ぶことが特に重要です。スクリプトのエラー対応に追われて本来の広告改善に時間が割けない——という本末転倒な状況は避けたいところです。

最も大事な判断基準は「続けられるかどうか」です。導入して1週間で使えなくなる高機能な方法より、毎日確実に動いているシンプルな仕組みのほうが、結果的に業務効率化に貢献します。

chocoadという選択肢

3つの方法のうち「ノーコードツール」のカテゴリで、私たちが開発しているchocoad(チョコアド)も選択肢のひとつです。

chocoadは、Google広告のデータをGoogleスプレッドシートに自動出力することに特化したツールです。Googleアカウントでログイン→広告アカウントを接続→出力先のスプレッドシートを指定、の3ステップで設定が完了します。管理画面・サポートとも日本語に完全対応しており、料金は月額3,000円(税抜)から。無料プランもあるので、まずは実際のデータで使い勝手を試していただけます。

※chocoadの機能や設定手順の詳細は、関連記事:Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する方法でも紹介しています。

まとめ

Google広告のデータをスプレッドシートに自動出力する方法を3つ比較しました。

どの方法にもメリットとデメリットがあり、万人にとっての正解はありません。重要なのは「導入できるか」ではなく「運用し続けられるか」です。自分のスキル・チーム体制・予算に合った方法を選んで、レポート作成にかけていた時間を広告の分析と改善に使いましょう。